2017年度公開シンポジウムについて

日本教育心理学会では,教育心理学に関する研究の振興と研究成果の社会への還元を目的に,公開シンポジウムを開催しています。

2017年度の公開シンポジウムは以下の日程で開催します。

 

2017年度 公開シンポジウム

テーマ 加齢に伴い向上・維持する能力を発掘する
日 時 2017年12月3日(日) 13:00から
場 所 東京大学経済学部第1教室    アクセスマップ
参加無料 どなたでも参加できます。直接会場にお越しください。
企  画 日本教育心理学会 研究委員会
司  会 吉田 甫(立命館大学)
話題提供 高山 緑(慶應義塾大学)
超高齢者の研究から ―高齢期の知的能力と環境―
高橋雅延(聖心女子大学)
訓練研究から ―超記憶力の正体:人はなぜ歳をとると覚えられるのか?―
竹内 光(東北大学)
作業記憶の改善から ―ワーキングメモリ訓練の認知神経メカニズムへの効果―
土田宣明(立命館大学)
認知機能の改善から ―高次精神機能の可塑性を支えるもの―
指定討論 佐藤眞一(大阪大学)

 

◆企画趣旨

われわれは,経験やこれまでの研究から,加齢に伴ってさまざまな能力は長期にわたって低下の一途をたどると信じています。たしかに身体能力などの領域では,その常識通りです。また心理学の領域で盛んに研究されている認知能力においても,そうした結果が示され続けています。ただ,こうした研究は,加齢に伴って生じる自然な変化という枠組みを前提にしたものです。しかし,加齢に伴う認知能力などに対する介入研究などの研究からは,こうした常識が当てはまらず,低下するのではなく,能力が向上あるいは維持するといった結果が報告され始めています。そうした能力の内容が明らかになれば,これまでの常識を覆すことになり,高齢者本人にもあるいは社会全体にとっても,大きな福音となり得ます。それでは,どのような環境であれば,加齢に伴いこのような向上あるいは維持が生じるのでしょうか。脳科学を基にした介入研究,作業記憶の向上を意図した研究,あるいは百寿者に関する最近の研究などを基にして,そうした環境について考えることが,このシンポジウムの狙いです。

 

2017年度 公開シンポジウム チラシ(PDF:404KB)
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これまでの公開シンポジウム

タイトルをクリックしていただくと『教育心理学年報』に掲載されているまとめがご覧いただけます。

2016年12月4日(大阪) 発達障がいにどう向き合うか
―特別な配慮を必要とする児童・生徒の現状と学校適応―
2015年12月5日(東京) 学力格差は超えられるか
―教育心理学からの挑戦―
2014年12月13日(東京) 青少年のスマートフォン&インターネット問題にいかに対処すべきか
―社会と教育心理学との協働に向けて―
2013年 9月28日(仙台) 被災した子どもの発達・教育をどう支援するか
-東日本大震災における心理的支援のこれからを考える-
2012年 8月26日(東京) 環境問題やリスクに対して主体的・クリティカルに向き合う市民の育成
2011年 8月27日(名古屋) 生活の中の「ジェンダー問題」とは何か?
―女性にも,男性にも,不都合なジェンダー問題を明らかにする―
2010年 8月 7日(横浜) 特別支援教育と教育心理学
―学校における心理教育的援助の実践―
2009年 8月 1日(福岡) 創立50周年記念シンポジウムⅡ
「伝えあう力」を育てる授業づくり
―新教育課程における学習活動の創造―
2008年 9月13日(京都) 創立50周年記念シンポジウム
言語力
―考える力を育むことばの教育―
2007年 8月 4日(東京) 21世紀型学力の育成を目指して
―学力低下論争を超えて―