「主体的・探究的な学び，その可能性とリアル―東大附属×自由の森学園の共同調査が映す実践のかたち―」

●概要
昨今の教育改革では，課題の発見と解決に向けた主体的で探究的な学習が注目を集めています。この探究学習の指導実践の効果を実証的に検討すべく，東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター（CASEER）では，2016年度より東京大学教育学部附属中等教育学校の在校生・卒業生を対象とした調査を継続しており，探究学習の教育的効果に関する実証的検討を進めています。本年度のシンポジウムでも，昨年度に引き続き，探究学習の実践に長年取り組んできた自由の森学園中学校・高等学校とともに，探究的な学びの多様性をともに考えてまいります。今回は，両校による共同調査の結果をもとに，探究的な学びの実態やその教育的意義について，研究者や現場の先生方との対話を通じて掘り下げていきます。さらに，実際にその学びを経験した卒業生の声もお迎えし，多様な立場から探究の意味や可能性をともに考える時間といたします。

シンポジウム案内
これまでのシンポジウム情報・報告書
附属学校データベースプロジェクト

●日 時：2026年2月7日（土）13:00～16:30（12:30開場）
●会 場：ハイブリッド開催（東京大学赤門総合研究棟A200，Zoom配信）
　※1 参加はどなたでも可能で，参加費は無料となります。
　※2 オンライン参加のお申込みをいただいた方にはZoomの入室IDとURLを送らせていただきます。
●プログラム
【総合司会】
　本田 由紀（CASEERセンター長・東京大学教育学研究科教授）
【挨拶】
　勝野 正章（東京大学教育学部長・教育学研究科長）
　小国 喜弘（東京大学教育学部附属中等教育学校校長・教育学研究科教授）
　菅間 正道（自由の森学園高等学校校長）
【第I部 探究的な学びを可視化する（13:25～14:50）】
東大附属と自由の森学園が育む学び
　淺川 俊彦（CASEER特任講師）
共同調査から読み解く学びの実態
　石黒 千晶（CASEER・東京大学大学総合教育研究センター准教授）
　上野 雄己（CASEER特任講師）
コメンテーター
　松下 佳代（京都大学教育学研究科教授）
　對比地 覚（東京大学教育学部附属中等教育学校附属学校教諭）
　宇都宮 和音（自由の森学園中学校・高等学校教諭）

【第II部 探究的な学びは今，どう生きているか（15:05～16:25）】
座談会：卒業生と語る探究の時間
　羽田野 湧太（東京大学教育学部附属中等教育学校・2017年度卒業生）
　村松 波（東京大学教育学部附属中等教育学校・2017年度卒業生）
　板垣 藍（自由の森学園高等学校・2015年度卒業生）
　國増 紗世（自由の森学園高等学校・2017年度卒業生）
コーディネーター
　本田 由紀（CASEERセンター長・東京大学教育学研究科教授）
総括
　山本 義春（東京大学教育学研究科教授）

・主催：東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター
・共催：東京大学教育学部附属中等教育学校、自由の森学園中学校・高等学校
・後援：東京大学高大接続研究開発センター

●申込方法
以下のお申込みページから，必要事項（お名前・ご所属・ご連絡先）を明記し，ご送信ください。定員に達ししだい締め切らせていただきます（現地参加定員100名，オンライン参加定員300名）。申込締切日は2026年2月4日（水）となります。

現地参加の申込はこちら
オンライン参加の申込はこちら

●お問い合わせ先
東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター効果検証部門
E-mail: caseer-kouka(at)p.u-tokyo.ac.jp (at)を@に変えてください。