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2025年度第1回公開シンポジウム

2025年度第1回公開シンポジウムについて

日本教育心理学会では,教育心理学に関する研究の振興と研究成果の社会への還元を目的に,公開シンポジウムを開催しています。
以下,2025年度第1回の公開シンポジウムのご案内です。どなたでもご覧いただけますので,どうぞお申込みください。

テーマ

学習評価はどうあるべきか
――教育心理学から考える――

配信期間

2025年5月15日よりオンデマンド配信

視聴申込み

https://forms.gle/WGajozm3M1QAg3i27

企画

日本教育心理学会 研究委員会

司会

鹿毛雅治(慶應義塾大学)

企画趣旨説明

鹿毛雅治(慶應義塾大学)

話題提供

パフォーマンス評価が拓く可能性

西岡加名恵(京都大学)

評価を通して学力を育むためには
――「評価のための学習」からの脱却――

鈴木雅之(横浜国立大学)

授業における「学習としての評価」

松尾 剛(西南学院大学)

指定討論

秋田喜代美(学習院大学)
南風原朝和(東京大学)

企画趣旨

 学力の評価に関して,指導要録では「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の三観点による評定が求められ,とりわけ学校教育の現場からは「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の評価が極めて困難であるといった声が後を絶ちません。評価の妥当性に関する問題はもとより,そもそも「指導と評価の一体化」といった教育評価の目的に適合した学習評価になっているのかという点も問われるべきでしょう。また,国から「個別最適な学び」が教育実践のキーワードとして提示される中,一人ひとりの学習のプロセスや成果についてきめ細かに把握し,その情報を教育実践に活かしていくことが求められています。今後ますます学習評価の果たす役割は大きくなっていくと考えられます。
 そこで,本シンポジウムでは,あらためて学習評価のあり方について教育心理学の立場から検討するとともに,今後の学校における「評価」のあり方について意見を交わしたいと思います。