ハラスメント防止への取り組み

ハラスメント防止委員会企画講演

パワー・ハラスメントやセクシャル・ハラスメントなどの種々のハラスメントを防止することを通して,日本教育心理学会に関わる全ての人の基本的人権や尊厳を守り,各自が安心して快適に学会活動や職務に従事できることを目指します。その取り組みの一環として,今年も,以下の講演を開催します。

 

テーマ 第8回 ハラスメント防止委員会企画講演
ジェンダー・クオータ(性別割り当て)とハラスメント
――政治学と心理学の架橋――
日 時 2018年9月16日(日)13時30分~15時30分
場 所 慶應義塾大学 日吉キャンパス 独立館 DB202
企 画 日本教育心理学会 ハラスメント防止委員会
講演 三浦まり(上智大学)
指定討論 高橋惠子(聖心女子大学)
金子雅臣(職場のハラスメント研究所)
司 会 大塚雄作(京都大学)

 

◆参加方法

この講演は,日本教育心理学会第60回総会時に開催します。参加を希望される方は,こちらをご覧ください。

◆企画趣旨

本年は,国会などでも,「セクハラ」問題が取り上げられ,ハラスメントの問題は,大学のみならず,あらゆる場面で起こっている,ある意味では日常的な問題であることを窺い知ることができました。それに対しての政府の対応などを見ておりますと,ハラスメントをいかに防止し,それが発生した際にどう対処していくかということに関する意識は,一般にもまだまだ遅れているという印象も拭い得ないものがありました。
ハラスメントを防止していく一つの方向性としては,職場や人間関係などの構造を制度的に改編して,差別の起きにくい環境作りを講じていくということが考えられます。その点で,今回の講演会では,クオータ制を取り上げてみたいと思います。特に性差別という観点では,ジェンダー・クオータという考え方が諸外国では取り入れられるようになっています。クオータ制にはまだ馴染みのない会員も多いと思われますので,ハラスメント防止の視点からその基本と活用について,政治学を専門とされている三浦まり先生から講演をいただこうということになりました。
三浦まり先生の略歴等は以下に記したとおりですが,2014年に,「ジェンダー・クオータ――世界の女性議員はなぜ増えたのか(明石書店)」を編集されているほか,2018年にも,「社会への投資――〈個人〉を支える 〈つながり〉を築く(岩波書店)」を編集され,個人への投資に加えて,人びとのあいだの信頼・協調関係への投資を行い,人びとが安心し,信頼しあって暮らしていける社会をつくるための新たな「社会的投資」のあり方をアピールされています。まさに,ハラスメント防止の視点からすれば,その根底に求められる考え方であると思います。
三浦先生には,政治学の視点から,ハラスメントの問題に絡めて,ジェンダー・クオータなどの制度のあり方をご教示いただき,それに対して,教育心理学会から,ハラスメント防止委員を長く務めて下さっており,ジェンダー問題に対して教育心理学の視点からアプローチもされている高橋惠子先生に指定討論をいただくと共に,ハラスメント防止委員会の専門委員として常々ご指導賜っている金子雅臣先生にも指定討論をいただく予定にしています。
ジェンダー・クオータの考え方は,政治の分野のみならず,大学におけるハラスメント問題を考える際にも,多くの示唆を得ることができると思いますので,この政治学と心理学の架橋へのチャレンジの機会に,是非,多くの会員諸氏の参加を期待しております。

 

第8回 ハラスメント防止委員会企画講演 チラシ(PDF:1.3MB)
チラシを表示

 

これまでのハラスメント防止委員会企画講演と講演内容

タイトルをクリックしていただくと『教育心理学年報』に掲載されているまとめがご覧いただけます。

2017年10月8日(名古屋) ハラスメント被害者の心理的回復
2016年10月9日(香川) いま大学で何が起こっているか―ハラスメントの起きる可能性を知る―
2015年8月27日(新潟) 若手研究者の雇用環境の変化とハラスメント問題
2014年11月 8日(神戸) ハラスメントに関わるリスクマネジメントのあり方
2013年 8月18日(東京) ハラスメントのない学会に向けて
― ハラスメント対策の現状と課題―
2012年11月24日(沖縄) 教育現場におけるハラスメント
― その特徴と傾向 ―
2011年 7月25日(北海道) 教育指導の場におけるハラスメント
—なぜ起きる,どう対処する—

リーフレット

ハラスメント防止のリーフレットが出来ました。
リンクをクリックしてダウンロードしてください。

リーフレット表面[pdf:433KB] リーフレット裏面[pdf:411MB] リーフレット両面[pdf:893MB]


ハラスメント防止委員会規程

日本教育心理学会では「ハラスメント防止ガイドライン」を制定し,ハラスメント防止委員会を発足させて,学会活動に関わるハラスメントの防止に積極的に取り組んでいます。ガイドラインおよび委員会の規程,活動に関する細則は下記よりダウンロードできます。


相談のお申し込み

ハラスメントの相談をご希望の方は,下記の「相談の申し込み用紙」をダウンロードし,必要事項を記入のうえ,「日本教育心理学会事務局気付 ハラスメント防止委員会宛」にお送りください。

相談をお申し込みの際には,事前にガイドライン,委員会の活動に関する細則のほか,以下をご覧ください。